先日、東京ビッグサイトで行われたブロックチェーンEXPO【春】に参加してきました。
昨秋に比べるとブロックチェーンの出展企業は若干少なくなったような印象がありますが、入場者は昨年以上で大変賑わいを見せていました。
興味深いプロジェクトばかりだったのでこちらにシェアします。
最近話題のNFTを扱うプロジェクトが多かったのが印象的でした。

LINE Blockchain

LVC株式会社は暗号資産とブロックチェーン事業を展開する企業です。LINE独自のブロックチェーンを紹介していました。非常にざっくりですが、特徴を述べると以下の通り。

LINKと参加記念リワードを無料で配布していたので、その場でBITMAX Walletを体験しました。今使っているLINEからすぐにアクセスできます。ウォレットをダウンロードする必要が無いと言うのは、暗号資産ってよく分からないと言う方にはとても使いやすいサービスです。

CUBE SYSTEM

コロナ禍のコミュケーションにおける課題解決に取り組む会社です。
ブロックチェーンを使って社員間のエンゲージメントをサポートする「スマイルシェアプロジェクト」を紹介されていました。それは3つのプロダクトから構成されています。

こちらは社内通貨を使った取組みです。利用者からは「感謝を意識するようになった」と言った声があるそうです。「ありがとう」と言う場面は沢山あるのに忘れがちだったり、言うほどでもないかなと躊躇ったりすることありませんか？
ボタンを押すだけとなると、気持ちを表現することにハードルが下がります。コインを受取った相手も通貨として使えるのが嬉しいですし、互いに感謝の気持ちが起こります。このような取組みや意識サイクルが社会全体で広がっていくことを期待します。

株式会社ブロックチェーンハブ(BlockchainHub Inc.)

ブロックチェーン企業のスタートアップ支援などを行う会社です。
教育にも力を入れていて、セミナーやオンラインサロンを実施しています。基礎編から専門的な内容まで扱っているようです。ブロックチェーンを使って何かをしたい、ブロックチェーンについて学びたいと言う方は活用されてみてはいかがでしょうか。

アバンギャルドフォース株式会社

NFTを活用したゲーム開発をする会社です。
NFTの活用事例が非常に分かりやすく、こちらも絶えず多くの人が入っていたブースです。
ブース内で紹介されていたのは、主に以下のプロジェクトです。

グラビアガールを撮影した写真や動画をNFT化したもの。コピー商品が流通して安く手に入ってしまうこともあった業界だと思いますが、このような貴重データを唯一無二の資産として扱えるのは、売る側も買う側も大変喜ばしいことだと思います。

トレードログ株式会社＆株式会社リッカ

2社共同出展です。秘匿型ブロックチェーン導入の支援を行う会社です。
終日、クイズやセミナーを開催していて、オープンなイメージの強いブロックチェーンですが、私が伺った時は秘匿型ブロックチェーンについての分かりやすい講義をされていました。
最近は某有名化粧品会社もこちらの技術を導入されているそうです。海外からの輸入に際し、偽造品対策や品質管理、物流の合理化などにおいてブロックチェーンのトレーサビリティが重宝されているそうです。

後記

オンラインのブロックチェーンイベントは現在数多くありますが、そのようなイベントに比べると、全体的に説明がわかりやすい印象です。ブロックチェーンを使って何かをしたいとか、一体何ができるのだろうか？とか曖昧なイメージをお持ちの個人や企業の方も参加しやすいと思います。質問も商談もその場で出来るのがオフラインイベントの良いところですね。
ブロックチェーンEXPOは【春】と【秋】の年2回開催。次回は2021年10月27日（水）~10月29日（金）の開催予定とのことです。少し先にはなりますが、このご時世オフラインイベントは貴重です。どうぞお忘れなく！