こんにちは。
映画はお好きでしょうか?ゴールデンウィーク中、私はずっと映画を観てました。
今回はお金に関する映画をご紹介します。お金を持つにつれ変化する人間性にも注目して欲しい3選です。

ウルフ・オブ ウォールストリート


主人公ジョーダン・ベルフォートは実在の人物。学歴もコネもない彼がビリオネアになり転落するまでのストーリー。
小さな投資会社で働き始めた彼は、無価値の株を一般人に売り、儲けさせ、再投資を繰り返すことで得た手数料で大儲けします。そして、巧な話術とアイデアで証券会投資社を設立しウォール街のウルフと呼ばれる程の大金持ちに。結局、彼は逮捕されるのですが、その後も得意のセールストークを活かしセミナー講師をやっていたのには驚きです。
欲望にまみれた世界観に少々不愉快な所もありますが、転んでも立ち上がる精神力にはあっぱれです。
金融業界の裏側が知れる作品です。また、株屋がなぜ儲かるのか?その仕組みもわかります。そして、美味しい話には十分に気を付けなくてはならないという教訓になりました。

マージン・コール


2008年のリーマンショックをモデルに、投資銀行(架空)が破綻する一日を描いた映画。
大量解雇の対象となった上司からUSBを受取った若手社員。そのデータを分析すると、会社が明日にも倒産する程の巨額損失を抱えている恐れを知ります。その金融商品はMBSと言う不動産担保証券で、過剰なレバレッジによって8兆ドル以上になっていました。至急重役会議が徹夜で行われ、CEOは「不良債権を出来る限り売れ!」と非情な決定を下します。部下や世間を思い、反対していた重役も最後は自分の信念を曲げてもお金に流されてしまうところが皮肉です。リーマンショックの時に何が起こったのか、なぜ起こったのかが分かる映画です。
因みに、マージン・コールは、保有する資産額が必要証拠金を下回った際に通知されるアラート。更に追加証拠金を投入して投資を続行するか、解約をするか、投資家にとって重要な判断タイミングになります。

マネートレーダー 銀行崩壊


イギリスの名門銀行を破綻に追い込んだ若きトレーダー、ニック・リーソンの獄中日記を映画化した作品。
ベアリングス銀行に就職したニックはその活躍でシンガポールのトレーダーに抜擢。何もかも順調だったが、ある時部下の売買ミスにより発生した2万ポンドの損失を架空の取引口座に隠したことを機に、破滅的な損失を抱えてしまいます。2万ポンドの損失はなんとか取返し月末に帳尻を合わせることができました。それが返って彼の中に期待と自信を持たせてしまった悪い例ですが、これは自分にも当てはまりそうで怖くなりました。「あの時、大丈夫だったから、次も大丈夫。」とか「損失をいつか取り戻せる。」とか自分に都合の良い方向に考えてしまうところ、皆さんはないでしょうか?
投資用語も分かりやすく説明され勉強になるだけでなく、投資マインドと言った心得としても非常に教訓なると思います。

後記

お金にまつわる実話をベースにした作品は、投資勉強中の私にとって教訓が多かったです。金融がテーマですが然程難しい話ではありません。次の休みは映画を通して金融について考えてみてはいかがでしょうか?