最近はLINEやFacebook Messangerなどのチャットツールで仕事が完了してしまい、eメールを一週間以上も見るのを忘れ、お客さんに怒られる事がたまにある(名刺にeメールしか書いていない自分が悪いのだが…)
という事で、すっかり生活の一部となったチャットツールだが、最近はチャットでのQRコード決済関連のニュースが賑わいを増している
未来の決済といえば、仮想通貨!(もちろん仮想通貨メディア編集部の立場としての意見で、個人的には決済速度等の心配な面もあるが…)
そして、その仮想通貨の決済ツールといえば、ウォレットなのだが、チャットどころかQRにも対応していないウォレットが、まだまだ使われていて、使い勝手もよろしくない
そんな中、JASDAQ上場企業の、アイフリークモバイル(3845 社長 上原彩美)から、チャット付き仮想通貨ウォレット「ミライッポChallet」が発表されたと聞いて、仮想通貨メディア編集部では、試用レポートをいち早くお届けする
まずリリースによると、本執筆2018年11月5日時点では、評価用のプレリリースで、Android版のみ、対応言語は、日本語、英語、中国語版、対応仮想通貨はETH(イーサリアムの通貨名)のみとなっている
正式リリースは11月中でiOS版も今後リリースされるらしいので、iPhoneユーザの自分としては、iOS版で評価したかったのだが、仕事なのでしょうがない…
編集部に予算が無いので個人の古いAndroid端末 SONY Experia(SO-03H)を引き出しから取り出し、埃を取り払い充電する作業から開始した。(ひ◯さ社長 次回からは予算ください!)
二年以上ほっといた割にはきちんと起動したAndroidのバージョンを確認すると、5!(Lollipop)なんと2014年発表のOSだが、「ミライッポChallet」はVer4以上とあるので、とりあえずインストールしてみる
まだ正式リリースではないので、Google Playからではなく、セキュリティを外し、発表されたURLの、APKをダウンロード!( http://download.miraipo.jp/ )
(上場企業のリリースなので、信用してインストールしているが、ウィルス感染等の危険があるので、基本はセキュリティを外さないで、Google Play等の信頼おけるサイトからダウンロードしましょう!)
インストールして起動まであっけなく、すんなり行って、編集部に新しい個人のAndroid端末を買ってもらう計画はあっけなく夢と消えた!
MIRAIPO CHALLETに各種アクセスを許可しますか?のメッセージが続く中、”音声の録音を許可しますか?“のメッセージにドキリ!チャットなのになぜ音声録音?と思いながらも「許可」をクリック!
さらりとミライッポChalletの画面が表示された!おおお
画面構成は大きく5つ、
1 トグルメニュー 各種設定など(画面1)
2 チャット画面 チャットが表示される(最初は何も表示されていない)
3 フレンド画面 友達の一覧が表示される(最初は何も表示されていない)
4 ウォレット画面 マイウォレットと取引明細(画面2)
5 情報画面 ミライッポの画面 仮想通貨のチャートやニュース(画面3)
もう一台のチャットと送金確認用のSumsungにもインストールして準備完了!
パラパラと画面を眺めていると、どうやら先に、ウォレットを作成して、チャット用のユーザー設定が必要らしい事がわかってきた
さっそくマイウォレット画面から+ボタンをクリックしてWallet新規作成を選択
パスワードを設定し、作成をクリックすると、ウォレットがあっという間に作成された!
どうやらマルチウォレットらしい(多分)
残高表示は当然 0 ETH (評価版は 1 ETHくらい配っていただいたら、もっと評価する気持ちが増大しますよ!アイフリークモバイルさん!)
とか妄想を抱きながらも、Walletにおそるおそるお金を入金してみる
ウォレットのアドレスを長押しすると、アドレスがコピー出来たので、そのアドレスをメールでiPhoneに送信して、JAXX(iOSの仮想通貨ウォレット)に貼り付け、0.01ETH 金額にして200円ちょっとを送金!(ひ◯さ社長 もちろん個人のお金です!)
残高の画面をプルダウンすると、さらっとChallet上のウォレットに反映された
お次はチャット用の設定
新規登録ボタンでユーザ名、パスワード(これはウォレットのパスワードとは別らしい)を設定
さらに画面左上のトグルボタンからユーザ設定を選択し、ニックネームとアバターも登録
”友達を追加する“から、あらかじめ設定しておいた別の端末のニックネームを検索
友達が表示されるので、申請ボタンをクリック
別の端末で許可を押せば友達が追加される
最初ニックネームを検索しても表示されないので、新しいAndroid端末を編集部に買ってもらうチャンス到来とほくそ笑んでいたのだが、ニックネームの末尾にスペースが入っていて、スペースを取り除いたら検索が出来た(残念)
検索時のTRIM処理(余分な空白文字を取り除く処理)が必要なのでは?
どうやら友達を自動でアドレス帳から探すという機能は対応していないらしいが、あれはあれで知られたくない人には迷惑な話である
「カカオのアドレスちょうだい!」
「カカオ使ってないんですぅ」
「ここに表示されてるよ あんた」
「ごめん忘れてた」
みたいな事もある
チャットは文字以外にも、中国展開を意識してか音声がWechatみたいに手軽に送信出来る
これは日本では浸透していないが、中国では街中でトランシーバみたいに大声で音声チャットをしている姿をよく見る。(最初の音声録音を許可しますか?はこれだったのかあ)
他にも画像、撮影した写真等が送れる
絵文字が送れなかったのか、びっくりマークが付いている。文字コードの問題かもしれない
今後アイフリークの25万点のスタンプやデコメが搭載されるらしいので、期待したい!
それではお待ちかね、QRでETHを送金してみよう
一人芝居で、それっぽくチャットしてみた。(寂しい!)
ウォレットのQRコードを送信して、表示されたQRをクリックすると、QRコードを識別というボタンが表示され、取引画面になる
自分のウォレットアドレスと、相手のウォレットアドレスがすでに反映されているので、送る金額と、ETHにつきものの手数料をスライダーで設定するだけで送金出来るので、本当に楽チン!素晴らしい!これからのウォレットはこうあるべきだと感心した!
取引をブラウザから開くと、お馴染みイーサスキャンの画面が表示されるので、送金されたかどうかの確認も出来る
また取引画面からは、過去の取引も確認出来る
0.001 ETH 約20円分をガス代やや安めの26(約12円)で、もう一台の端末に送信したのだが、約20秒くらいでもう1つのウォレットに反映された(ひ◯さ社長 手数料経費になります?)
情報画面には、アイフリークのサービスである”ミライッポクラウドファンディング“のボタン以外にもチャートやニュースなど、様々な仮想通貨関連情報が見れる
仮想通貨メディア(当誌)が見れるだけでも、ダウンロードしたい人が何万人もいる事であろう!(編集部からの強制広告です)
今回急ぎ足で、「ミライッポChallet」を検証してみたが、
気になる点は3つ
1 初期設定がわかりづらい
特にチャットとウォレットの2種類の設定をしないといけないのは、導入者を惑わす可能性があるので、チュートリアル等の工夫が必要だと感じた
2 グループチャットが出来ない
これはセキュリティの問題が解決したら即対応するという事らしいが、グループチャットをやるから新規でダウンロードする人も多いと思うので、グループチャット機能対応を期待したい
3 友達の追加時や、入金確認時、プルダウンをしないと情報が反映されない
私は開発者でもあるので、システムの負荷を考えると、自動反映は避けたい気持ちもわかるが、お金に関わるものは、即時反映されないと気持ち悪いし、無駄な問い合わせも増えてカスタマーサポートの工数も増えるとかえって得策ではないのでは?
総評
上記3点の気になる点を差し引いても、「ミライッポChallet」は従来のウォレットに比べ、格段に操作性が向上し、しかもチャット相手に簡単に送金が出来て、確認までチャットで完結している点は本当に素晴らしい、まさに未来の仮想通貨決済システムを体現しているこの製品は、今後の仮想通貨&ブロックチェーン業界を代表するアプリになっていくのかもしれない!
執筆者
ハンドルネーム コーク 現役プログラマーで、C、C++言語系が専門。技術関連記事特に、AIやブロックチェーン関連記事を得意とする。別にそんなにコーラが好きなわけでもない