ビジネスでの実利用を見据えた超高速ブロックチェーンアルゴリズムの開発へ

独自開発ブロックチェーン「Proof of Rounds」の実社会への導入に向け株式会社アーリーワークスと東京工業大学 首藤准教授が共同研究を開始

株式会社アーリーワークスは、東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系 首藤 一幸准教授と弊社独自ブロックチェーン技術である「Proof of Rounds」について協働を開始いたしました。
ブロックチェーンについてはAI、IoT、ビッグデータと並ぶ世界中で注目される最新技術のひとつであり、昨今問題になっているポイントシステムの流出や、物流における偽造・偽装・すり替えなどの問題を根本的に解決する技術として期待されています。
ただし、ブロックチェーンについてはセキュリティの高さの反面、スピードやスケーラビリティに問題があり、企業導入が進んでいないことも実情です。
このような背景のもとアーリーワークスではデータベースと使用感の変わらない超高速のブロックチェーンの研究を重ね「Proof of Rounds」を独自開発するにいたりました。
ブロックチェーンについて専門的な知見を持つ東京工業大学 准教授である首藤 一幸氏と合意形成アルゴリズムのその性能や安全性について第三者視点で知見を頂くべく協働を開始いたしました。
弊社と首藤准教授は独自ブロックチェーンのより一層のブラッシュアップに共同で取り組み、学術的な側面と事業的な側面双方からのご指導や情報交換も行う予定でございます。
弊社はこの協働によるシナジー効果により、ビジネスで真に使えるブロックチェーンとしてさらなる品質の向上を実現し、引き続き企業やユーザーのみなさまがより安心して使うことのできるシステムの研究・構築・開発を目指して参ります。

首藤 一幸准教授 プロフィール


[経歴]
千、万という多数のコンピュータからなる大規模分散システムを専門とし、ブロックチェーンについてネットワークの側面から取り組む数少ない研究者。
1998年4月より早稲田大学 助手、2001年4月より経産省所管の産業技術総合研究所 研究員を務めた後、2006年4月よりスタートアップ企業へ移籍、取締役最高技術責任者としてpeer-to-peer映像配信技術の開発と事業化を行うなど幅広く深い知識と経験を有する。
2008年12月に東京工業大学に移籍後、准教授としての役務に携わる一方で2009年より独立行政法人 情報処理推進機構の未踏事業にて25歳未満の突出したITクリエータを選出・育成するプロジェクトマネージャも務め、ベンチャー企業や新規プロジェクトへのアドバイスや支援を行う。

[外部リンク]
・株式会社アーリーワークス
https://e-arly.works
・個人サイト:首藤 一幸
http://www.shudo.net/index-j.html
・研究室サイト:東京工業大学 首藤研究室
http://www.shudo-lab.org/